「これが特措法改正論議の盲点だ」【メルマガVol.230】

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<今号のメルマガ本論抜粋>
■協力要請と金銭を含むサポートとのワンセット
 「余裕のあるところから、余裕のないところへ」。このようにして有事をしのぐしかない。
 特にコロナ対応においては、それに対応していない医療機関や医療従事者が多いということは先に述べた。
 ゆえにその者たちに、いかにコロナ対応に協力してもらうかが重要ポイントだ。
 まずは協力のお願いをして、彼ら彼女らの自発性に委ねても解決しなければ、最後は直接的な権力行使を行うしかない。
 そのときにはもちろん、たっぷりのお金を支給することや、医療従事者の家族を含めて行政がしっかりとサポートすることとワンセットにする必要がある。
 政府は、飲食店の事業主に対しては、感染者数を抑制するために、その営業の自由を制限するという権力行使を行っている。
 そうであれば、感染リスクはあるものの、政府は医療機関や医療従事者に対しても、コロナ対応に協力してもらうという権力行使を行うべきだ。
 そしてこのような権力の行使のためには、本来的には法律の根拠が必要であり、それは特措法の改正案に盛り込むべきだ。
 特措法の改正論議がこれから始まるが、飲食店などへの休業の強制と補償のワンセット論は散々議論されてきたところである。これまでの特措法改正の話ですっぱり抜け落ちていたのが、この医療現場への強制の話だ。
 ここは医療現場から大反対論が出る難しい話であるが、最後は政治の力で進めるしかない。
 コロナ対応をしていない医療従事者にコロナ対応を求める法的根拠の他にも、現在コロナ対応している医療機関における看護師の負担軽減のための制度が必要だ。平時のときには看護師さんがやらなければならない業務でも、有事のときには看護師資格を持たない人材が対応できるようなルールを作って、看護師さんの負担軽減に努めるべきだ。現在、コロナ対応ゾーンには医師や看護師しか入れないようだが、医療ひっ迫している医療機関においては、医師・看護師以外の人員もコロナ対応ゾーンに入って仕事ができる運用に改めるべきだ。もし法律の根拠が必要ならこれも特措法改正のテーマになるだろう。

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<上記本論につづく内容一覧>

■ピンチに陥ったときは自分の持ち味を信じるしかない

■ピンチに陥った政治家、経営者への一番役立つアドバイス

■菅首相は「適切な権力行使」という持ち味をコロナ対応でも生かすべき

■医療における「権力行使」:コロナ対応の病床をどう増やすか

■使命感と「お金」のセットで医師・看護師不足をやりくりせよ

<その他コーナー(秘書執筆のコーナーです)>
■今週の質問タイム
〔質問〕
 私は時間をうまく使うことが苦手で、できるだけ時間を有効に使うためによくTo Doリストなどを作成したりするのですが、いつも多忙な橋下さんは、自分の時間をどのように管理していますか? To Doリストなどを使用することはあるのでしょうか? 参考にさせて頂きたいです。

〔橋下徹〕
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