「緊急事態宣言で菅首相がやるべきこと」【メルマガVol.231】

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<今号のメルマガ本論抜粋>
■Go To、緊急事態宣言の「大混乱」から抜け出すカギ
 ついに菅政権は、首都圏(13県)に対して緊急事態宣言を発出した。その後、大阪府や愛知県からも緊急事態宣言の発出の要請を受けている。宮崎県や栃木県宇都宮市は、法律上の緊急事態宣言とは異なる「独自」の緊急事態宣言を発出し、前出の大阪府を含めて法律の根拠なく営業の自由の制限などを始めた。もう、日本の国は大混乱状態だ。
 前号(Vol.230【危機突破のノウハウ(1)】大事なのは「自分の持ち味」。菅さんは適切な権力行使で正面突破を!)では、菅政権はこういうときだからこそ、菅義偉首相の持ち味を生かして、国家権力を堂々と行使すべきだと論じた。それがピンチから脱出する唯一の方法だと。そして医療現場に対しての権力行使の仕方について具体的に述べたが、今回は各自治体に対する権力行使について述べる。
 菅さんは首相に就くまでは官房長官として、主に霞が関の省庁組織を動かしてきたが、今は首相として、国家全体を動かす必要がある。それは霞が関の省庁のみならず、各自治体も動かしていかなければならないということだ。
 つまり霞が関の役人を動かすだけでなく、知事や市長もフルに動かさなければならない。
 特に、コロナ対応では、各地域の実情に合わせて知事や市長が動く必要がある。菅さんはもっと知事や市長を活用すべきだ。
 Go To キャンペーン、特にGo To トラベルについては、年末にかけて国民からの猛批判にさらされて(世論調査での圧倒的反対、内閣支持率の低下)、結局全国一斉停止に踏み切った。
 それまで菅さんは、Go To トラベルを強く推進する意思を示していたのに、急遽全国一斉停止に変えてしまった。
 僕はGo To キャンペーン自体には経済的効果があると認識している。
 ただし、そのやり方が問題で、キャンペーンのスタートや停止についても、そしてもっときめ細かなやり方についても、当初から知事や市長に判断させる枠組みを作っておくべきだったと考える。
 そもそもGo To キャンペーンにはそれをストップさせるブレーキが装備されていなかった。まさにブレーキ不十分な車を走らせたようなもので、ブレーキをしっかりと構築しなければならないが、ブレーキ役には知事や市長をフル活用すべきだ。
 そして自治体の長である知事や市長をフルに動かすには、たっぷりと「金」を用意する必要がある。菅さんは、知事や市長に対して人事権は持たないので霞が関の役人を動かすようにはできない。そうであれば「金」で知事たちを動かすしかない。

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<上記本論につづく内容一覧>

■全権限・全責任を自治体の首長に持たせ、政府の役割は「お金」に徹すべき

■なぜ誰も「感染ステージ」を明示しないのか? 勘で運営される国家の悲劇

■緊急事態宣言は「遅かった」か? 急かしたのは不利益のないコメンテーターだけ

■自治体に権限を渡す仕組みづくりと強制検査の断行で支持回復を!

■安倍さんが迎えたピンチ! 桜を見る会問題では何が問題なのか

■安倍さんの"罪"は政治資金規正法違反ではなく、国会の信頼度を損ねたこと

■なぜ僕は「安倍さんは議員辞職もやむなし」と訴えたか

■持ち味の「品の良さ」を生かし、国会重視を根付かせるため引退すべきだ

<その他コーナー(秘書執筆のコーナーです)>
■今週の質問タイム
〔質問〕
 橋下さんはご家族も多く、また弁護士でもあるので様々な家庭内トラブルを解決されたことがあると思いますが、家族内の問題はどのように解決していますか?
 例えば、兄弟の1人が話しても聞いてくれなかったりしてどうしようもない場合など。他人で性格が合わない人は放っておくのがベターだと思いますが、家族なので放っておくことができなく、人の性格を変えることも難しいです。または家族で問題が発生しないように家庭内ルールや教育方針などはありますでしょうか? 政治ではなく家族問題についてですが身近な問題解決も知りたいです。

〔橋下徹〕
(回答はメルマガにて)

橋下徹・今週のツイート
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今週のピックアップ
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■編集部から
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